幼少期から天真爛漫で、人見知りなんて皆無！ 面倒見が良く、弱い者を助けたいという気持ちの強い子どもだった私は、怖いもの知らずで、とても目立つ存在でした。 

身内に看護師がいる家庭環境だったこと、また世話好きという性格も手伝って、高校から看護学校へ進学。看護師の道を歩み始めて3年目の25歳で結婚。このまま順風満帆の人生を歩むはずだったのですが、たった3ヶ月で離婚してしまったのです。落ち込みもありましたが、当時は「成田離婚」という言葉が流行っていたこともあり、
「本当の幸せを掴んで、次の結婚こそ絶対に成功させる！」と前向きにとらえていたのですが、現実は想像通りではありませんでした。

 二股、三股をかけられて深く傷つき、信頼していた同僚の言葉に傷つき、幸せな結婚どころか、人間不信の暗黒時代に入ってしまったのです。私らしさのカケラもなくなった状態で、ただ生活のために看護師として働く毎日を過ごしていました。 自分らしさを失った私でしたが、家族だけは理解を示し、励ましや慰めの言葉を優しくかけてくれていました。そんな温かい家族の存在が嬉しくて、いつのまにか私の人生は、家族だけが生き甲斐の人生にすり替わっていたのです。私の行動は全て「家族のため」でした。傍から見れば、素晴らしい話のように聞こえるかも知れませんが、振り返ってみると、ただ家族に対して「執着」を持っていただけのように思います。

そして離婚から10年が経ち、結婚に対して諦めが出た頃、私自身に変化が訪れます。現在の主人との出会いでした。やっと叶った出逢い、自分が求めていたパートナーシップに喜びを感じていたのですが、あれだけ私に理解を示してくれていたと思っていた家族から、猛反対にあってしまいます。「両親の面倒をみるとあれほど言っていたではないか！」と嫁ぐことを許してもらえず、「両親を捨てた」と言われ続ける日々が始まります。

 
どうにかこうにか説得をして、結婚にこぎつけたものの、絶縁状態のような期間が始まってしまったのです。そして、ギクシャクした関係性のまま、2016年6月に実父が他界。家族からは、益々結婚したことについての責任を問われ、実父が亡くなったのは私のせいだ、と罵られるようになってしまったのです。さらにその時期、実母が二度にわたる腰椎圧迫骨折となり、日常生活に支障をきたすようになっていました。

家族に罵られつつ、責任を感じつつ、看護師としてフルタイムで働きながら週に数回、静岡の実母のところへ看病に通う日々が始まります。私は、肉体的にも精神的にもボロボロになり、限界に達していました。悩みに悩んでいた私は、どうにかしてこの状況から抜け出したいという思いから、知人からチャネリングセッションを受けることにしました。これが私の人生の転機となったのです。チャネリングセッションで私は、こんなことを言われました。「あなたが今まで学ぼうとしても、理解できなかったことが『ここ』にある。」と。この苦しみをどうにかしたい、そして、バラバラになってしまった家族と、もう一度楽しかった日々を過ごしたい一心で、見えない世界に飛び込む決意をしました。　

私はすぐに、チャネリングセッションを受けた時に勧められたアデプトプログラム®︎を受けることを決意しました。アデプトプログラム®︎では、自分を大切にすることを学んだ私は、家族との適度な距離感を取れるようになります。そうすると、かつて、私が看護師を目指した時のように、「周りの人を笑顔にしたい、元気にしたい！」という前向きな感情が沸き起こりました。そして、今度はそれを看護師ではなく、ヒーラーとして実現したいという気持ちが起こり、この「光の道」と言われる人生を歩み始めることになったのです。

ヒーラーとしての学びは様々な分野がありますが、私の人生を大きく変えてくれた「チャネリング」を、1年半かけて取得しました。自分のチャネリングコントラクトが、医療・治癒の女神であるブリギットであることを知った時の感動と喜びは、今でも忘れられません。また、実母の腰痛を少しでも和らげて、元気になって欲しい、という思いからエンソフィックレイキ®︎も習得しました。実母への初施術で、「痛みがなくなって普通に歩ける！！」と感動してもらえた喜びは、今でも鮮明に覚えています。

私の喜びは、クライアントの皆さんとしっかりと向き合い、元気を与え、笑顔にすること。ヒーラーとしての道を歩み続ける中で、このことをしっかりと自分の中で認識することができるようになりました。一時は、自分を見失い人間不信に陥り、ふさぎ込んでしまった私ですが、今では、自分の人生経験と看護師としての経験を活かして、このヒーラーという仕事を全うしています。

私の行動で、一人でも多くの方に飛び切りの笑顔と、元気を与えることができたらと思っています！